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フィル・アイビーはホームレスだった?生い立ちや経歴・慈善活動まで徹底解剖

フィル・アイビーはホームレスだった?生い立ちや経歴・慈善活動まで徹底解剖

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フィル・アイビーは、世界的に有名なアメリカのプロポーカープレイヤー。「ポーカー界のタイガー・ウッズ」とも称される伝説的存在ですが、なんとホームレスだった?という噂があります。フィル・アイビーの生い立ちや経歴・慈善活動も含めて徹底調査・ご紹介していきます。

目次

フィル・アイビーはホームレスだった?

フィル・アイビーはホームレスだったという噂が出ているようですが、それは事実ではありません。フィルアイビーがホームレスだったというのは、彼が18歳頃に使っていたニックネームから来ています。そのニックネームは、「No Home Jerome」です。

ジェロームという偽IDを使っていたフィル・アイビー。「家がないジェローム」という意味ではなく、カジノの常連やディーラーが、毎日通う彼を「家に帰らずにずっとカジノにいる」という意味で揶揄してつけたニックネームなのです。

フィル・アイビーの生い立ち

フィル・アイビーの生い立ちとしては、庶民的な中流家庭で、裕福とは言えませんが極端に貧しかった訳ではありません。カリフォルニア州のリバーサイドで生まれ、その後ニュージャージー州のロズウェルという町で少年時代を過ごしています。

父は工場で働き、母は事務をしながらフィル・アイビーを育てました。両親ともにとても働き者だったと言われています。

ポーカーを始めたきっかけ

ポーカーを始めたきっかけは、祖父からゲームを教わったことがきっかけとなりギャンブルに興味を持つようになりました。中高校生の時は、友人とのトランプゲームに夢中になっていたそうです。

祖父とのポーカーを通じて、フィル・アイビーは相手の心理を読むことの重要性を学んでいったそうで、並外れた洞察力の基礎はこの時に育まれたようです。勝負の世界」の楽しさと厳しさの両方を学び、お金の大切さや負けを受け入れることの意味を早くから学んでいったのです。

プロとしての原点は、祖父からの教えにあったようです。

フィル・アイビーの経歴

フィル・アイビーは、最高のポーカープレイヤーとして世界中にファンもいます。多くの賞金を稼ぎ、常に最高のプレーを披露してきたフィル・アービーはポーカー界のタイガーウッズとも呼ばれています。

幼い頃に祖父からゲームを教えられてギャンブルに興味をもち、18歳の頃には「No Home Jerome」という偽名を使いカジノでプレイを毎日のようにしていたそうです。2000年23歳の時に初のWSOPブレスレットを獲得、2024年47歳の時には、賞金約$347,440・11個目のWSOPブレスレットを獲得しています。

11個WSOPブレスレット

フィル・アイビーは2025年7月現在で、世界ブレスレットランキングで第2位です。

年数年齢大会名 備考
2000年23歳$2,500 Pot‑Limit Omaha初優勝
2002年25歳$1,500 Limit Seven Card Stud 
2002年25歳$2,500 Limit 7 Card Stud Hi‑Lo 
2002年25歳$2,000 Limit S.H.O.E. (Mixed‑Game) 
2000年28歳$5,000 Pot‑Limit Omaha優勝賞金約$635,603
2005年32歳$2,500 No‑Limit 2‑7 Lowball Draw 
2009年32歳$2,500 Omaha Hi‑Lo / 7 Card Stud Hi‑Lo 
2009年33歳$3,000 H.O.R.S.E. (Mixed‑Game) 
2013年36歳A$2,200 Mixed Event(WSOP Asia Pacific) 
2014年37歳$1,500 Eight Game MixMixed‑Game 優勝
2024年47歳$10,000 Limit 2‑7 Triple Draw Championship通算11個目、賞金約$347,440

その他、フィル・アイビーは2004年6月にオンラインポーカーサイト「Full Tilt Poker」の創設メンバーでもあります。また2012年にIveyPoker、2014年にIveyLeagueを設立しています。

黒人プレーヤー

20世紀後半まで、アメリカでは白人男性のプレーヤーが圧倒的に多く、ほとんど黒人プレーヤーはいませんでした。ラスベガスのワールドシリーズ・オブ・ポーカーなどの主流のトーナメントは黒人選手の出場が稀で、フィル・アイビーが人種に関係なく圧倒的な実力で成功を収め、マイノリティでもトップになれる象徴的な存在となりました。

フィル・アイビーの慈善活動

フィル・アイビーは、多くの子ども達の為に慈善活動に資金を提供しています。以下のような慈善活動の他、チャリティーポーカー大会を開催し、賞金を支援団体などに寄付したりもしています。

5万ドルの寄付

フィル・アイビーの慈善活動の一つにラスベガスにあるチャリティ団体 Empowered 2 Excel(E2E)への5万ドルの寄付があります。この財団は、元小学校教師や児童相談員によって設立されたキリスト教系のアカデミーです。主に幼少期から小学校低学年の子ども達への支援を行っています。内容としては、子ども達への教育や生活支援などに寄付金が使われたと言われています。

Budding Ivey Foundation財団設立

Budding Ivey Foundation(バディング・アイビー財団)は、フィル・アイビーと母親が設立した慈善団体です。祖父の志を引き継ぎ、教育や様々な機会を通じて子ども達を支援する団体です。経済的に困難な子どもや、家庭に問題を抱える子ども達に読み書きの支援や奨学金制度、リテラシーの向上などに重点を置いて支援をしています。

メイクアウィッシュ財団と提携

フィル・アイビーは、難病を抱える子どもたちの願いを叶える活動で知られるメイク・ア・ウィッシュ財団と提携し、ラスベガスに子どもたちを招待する取り組みを行っています。

このプロジェクトは、末期疾患などで「最後の願い」を持つ子どもたちに、忘れられない体験を提供することを目的としており、病と向き合う子どもたちに笑顔を届けました。

まとめ

フィル・アイビーはホームレスだという噂もありましたが、それは彼が毎日のようにカジノに通っていたことからついた、揶揄を込めたニックネームが誤解されたものでした。

彼は並外れた洞察力を持つ伝説的なプレーヤーであると同時に、社会貢献にも力を注ぐ人物、これからも、その卓越したスキルと人間性で、ポーカー界に新たな伝説を刻んでいくことでしょう。

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