みなさんは「レットイットライドポーカー」という遊びをご存じでしょうか。このゲームはレットイットライドポーカーという名前の通りポーカーから派生したトランプゲームです。
今回は、そんなテーブルゲームのレットイットライドポーカーとはどの様なゲームなのか、その遊び方やルールを攻略法などと一緒に詳しくご紹介します。
レットイットライドポーカーってどんなゲーム?
レットイットライドポーカーは、トランプを使ったカジノゲームの一種で、別名「ベガス」や「ライドゥ・ポーカー」とも呼ばれています。
【カジノ用語集】
— casinostreet.ph (@casinostreet) March 13, 2023
レット・イット・ライド(Let It Ride)
ポーカーをアレンジしたゲームの一種で、参加プレイヤーにそれぞれ3枚の札が配られたあと、4、5枚目のカードをコミュニティ・カードとして用い、手役に応じた配当が得られます。
世界的に有名なテキサスホールデムや、日本で最もポピュラーなドローポーカーなどと異なり、客同士(または客とディーラー)で勝負するのではなく、自分の手札で一定以上の役を完成させることを目指します。
テキサスホールデムに比べルールも簡単なため、ポーカー初心者でも安心して遊ぶことができるという特徴があります。
レットイットライドポーカーの基本情報
まずはレットイットライドポーカーのルールや配当倍率などの基本的な情報を確認しましょう。
レットイットライドポーカーのルール
レットイットライドポーカーはテキサスホールデムなどと違い、ディーラーや他のプレイヤーは関係がなく、自分の手札で役が完成させられるかどうかによって勝敗が決まるシンプルなゲームです。
プレイヤーは自分に配られる3枚の手札と、場に公開される全てのプレイヤーが共通して使用することのできるコミュニティカード2枚の計5枚で”10のワンペア”以上の役が完成したら勝ちとなります。
また、レットイットライドポーカーはチップの賭け方も他のポーカーとは異なり、ゲームが始まる最初に「1・2・$」と書かれた場所にそれぞれ同額のチップを置き、ゲームが進むごとに状況に応じて「賭けたチップをそのまま進める」のか「賭けたチップを回収する」のかを判断していきます。
詳しくはこの後のゲームの流れでご説明します。
レットイットライドポーカーの配当表
レットイットライドポーカーは”10のワンペア”以上の役が完成すれば勝ちとなり、配当を受け取れますが、その配当倍率は完成した役によって異なります。また、配当の倍率は遊ぶテーブルによって様々ですが、ここでは基本的なものをご紹介します。
役 | 配当 |
ロイヤルフラッシュ | 1000倍 |
ストレートフラッシュ | 200倍 |
フォーオブカインド | 50倍 |
フルハウス | 11倍 |
フラッシュ | 8倍 |
ストレート | 5倍 |
スリーオブカインド | 3倍 |
ツーペア | 2倍 |
10以上のワンペア | 1倍 |
レットイットライドポーカーの遊び方
それでは早速レットイットライドポーカーの遊び方・流れを見ていきましょう。大まかな流れは以下の通りです。
- チップを賭ける
- 1回目のRIDE
- 2回目のRIDE
- 勝敗の確認
それぞれ解説します。
チップを賭ける
まずはベットエリアの「1・2・$」の3か所にそれぞれ同額のチップをベットします。$5ずつ賭ける場合は合計で$15必要になります。また「BONUS」というチップをベットすることのできる場所もあり、こちらは任意で賭けるかどうか決められますが、BONUSだけで賭けることはできません。
一般的なポーカーでは、ゲームが進むごとにベットを追加するかゲームを降りるかの判断をしますが、レットイットライドポーカーの場合、最初にベットしておいてから、2回勝負を続行するかどうかの判断をするタイミングがあります。
1回目のRIDE
ベットエリアへチップを賭けると、自分の手札となるカード3枚が配られます。この時はまだ場のコミュニティカードは2枚とも伏せられた状態となっているため、自分の手札3枚だけを確認して勝負できそうかどうかの判断をします。
10のワンペア以上の役が完成しそうだと判断した場合は「RIDE」で勝負を続行し、逆に勝負ができなさそうだと判断した場合は「PASS」を選択しましょう。「PASS」をすると「1」に賭けたチップはそのまま返却されます。
2回目のRIDE
「RIDE」または「PASS」を選択すると、伏せられていた2枚のコミュニティカードのうち1枚がオープンされ、自分の手札3枚と併せて4枚のカードが確認できる状態となって2回目のRIDE判断を行います。
ここでも10のワンペア以上の役が完成しそうかどうかを判断し、そのまま勝負をするのであれば「RIDE」、難しそうであれば「PASS」を選択しましょう。ここで「PASS」をした場合は「2」に賭けているチップはそのまま返却されます。
勝敗の確認
2回のRIDEタイムが終了したら、最後に残りの1枚のコミュニティカードがオープンされて勝敗の確認を行います。
最終的に10のワンペア以上の役が完成していたら勝ちとなり、その役に応じた配当が受け取れますが、逆に10のワンペア以上の役が揃わず負けてしまった場合は、ベットエリアに賭けたチップは没収されてしまいます。
もしも1回目と2回目で「PASS」を選択してチップが返却されていたら「$」に賭けたチップのみが没収されますが、「RIDE」で書言う部を続行していた場合は「1・2・$」に賭けたチップがすべて失ってしまいます。
レットイットライドポーカーの必勝法はある?
レットイットライドポーカーに必勝法はあるのか気になる人もいるかもしれませんが、レットイットライドポーカーはシンプルなルールであるがゆえに運の要素も強いため、「これさえやれば勝てる」という必勝法は存在しません。
ですが、ポイントを押さえてプレイすることにより「負けにくくする」コツは存在するのでいくつかご紹介します。
10のペア以上は迷わす勝負
最初に配られる3枚のカードや、オープンされる1枚目のコミュニティカードで10のワンペア以上の役が完成していたら迷わすRIDEして勝負しましょう。
レットイットライドポーカーは他のポーカーゲームとは異なり、相手よりもより強い役を完成させなければ勝てないというわけではないため、10のワンペア以上の役が早い段階で完成していたら勝ちが確定するので迷わず続行しましょう。
10以上のカードが無ければ素直にPASSする
最初の3枚のカードが全て10以下のカードのみの場合は、10のワンペア以上の役が完成する確率が非常に低いのでPASSすることをおすすめします。
この状況から10以上の役を完成させるためには、2枚のコミュニティカードがどちらも10以上でペアにならなければなりません。また、ストレートやフラッシュなどが完成する可能性も存在しますが、5枚のカードでストレートやフラッシュが完成する確率は1%未満なので、無理に勝負する必要はありません。
BONUSベットは基本的に賭けない
ベットエリアにある「BONUS」には基本的に賭けなくても良いです。
レットイットライドポーカーでBONUSを獲得できる条件は「スリーオブカインド」以上の役が完成した場合で、スリーオブカインドが完成する確率は3%以下となります。
レットイットライドポーカーに慣れてきて、ここぞというときに勝負をする場合はBONUSにベットしてもいいかもしれませんが、最初のうちはBONUSには賭けずに「10以上の役が揃えられるかどうか」に徹した方が勝率は安定します。
まとめ
今回はレットイットライドポーカーの遊び方や攻略法(コツ)をご紹介しましたが、このゲームはテキサスホールデムなどの他のポーカーゲームに比べてルールも簡単で、しかも他のプレイヤーやディーラーとの勝負ではなく、いかに役を完成させられるかどうかのシンプルなゲームです。
トランプとチップがあればどこでも楽しめるため、この機会に是非覚えて遊んでみてはいかがでしょうか。